私をデータセンターに連れてって!(後編) ~徹夜ハッカソンはRedBullの香り~

私をデータセンターに連れてって!

ハッカソンのテーマは「こだわりのあるプログラム」です!

前編~DC初体験は石狩丼の味~から変わりまして、後編~徹夜ハッカソンはRedBullの香り~は上條忠久がお伝えさせていただきます。

大阪情報コンピュータ専門学校でネットワーク・セキュリティなどを学んでおり、最近は「Scala」「JavaScript」「C#」などを使用してプログラミングを行っていることが多いです。

念のため、「ハッカソン」とは・・・プログラマーなどが集中的に共同作業するイベントのことです。(大阪からわざわざ北海道に行ってやることじゃない!)

ハッカソン開催にあたって、さくらインターネット様から素敵なプレゼントを頂戴しました。

なんと、「さくらのクラウド、使い放題!」

さくらのクラウドの仮想マシンと一番近い場所でハッカソンができる!
自分たちと壁一枚隔てたところに仮想マシンがある!!
なかなか体験できない経験に、“コア”な部員(自分含む)が異常に盛り上がりました。

「Linux」をあまり触ったことのない1年生の部員もいましたので、さくらインターネットの林さんから簡単にサーバの立ち上げ方講座も開講してもらいました。

私をデータセンターに連れてって!(さくらインターネット  林さんかにわかりやすく教えて頂きました。)

ハッカソンのテーマは「こだわりのあるプログラム」です。他人にはわからなくとも、作っている本人にとって、“こだわり”があるものをつくろう! 部員それぞれが異なるこだわりを持っていたので、ほとんどが個々に制作物を決めました。

ハッカソンはネットワーク構築から始まります。会場となった会議室のネットワーク構築は、自ら大阪から飛行機で持ち込んだ機材を利用して構築しました。

▼大阪から持ってきた機材一覧(持ち込み過ぎというご指摘も……)
・NEC IX2015 2台
部長私物 荷物預け
・NEC IX2025 2台
顧問私物 機内持ち込み(バックアップ用)
・Cisco Catalyst 3550
顧問私物 荷物預け
・ASUS RT-AC68U
上條私物 荷物預け
・Cisco 1812j 2台
上條→部長寄付・顧問私物 荷物預け(バックアップ用)
・Accton TalkingHub(FastEtherHub-8se EX3008e-TX)
世界300台限定“宮村優子の声で喋るHUB!” 顧問私物 機内持ち込み

私をデータセンターに連れてって!

長い夜を過ごすために食料のセッティングも行いました。なんと、さくらインターネットのご厚意で、エンジニアのガソリンであるRedBullを2箱も頂きました。データセンターの施設内でキンキンに冷やされていた、世界一幸せなRedBullだと思いました。

私をデータセンターに連れてって!

テーマを決め、ネットワークを構築し、食料もセッティングし、いよいよ長い夜が始まります。

何かわからないことが出てくると、他の部員に質問なども盛んにしていましたが、あくまで自主的に何かを作ろうということで最低限の手助けに留めました。みんな、悩み悩んで制作物を完成させることに集中しました。

私をデータセンターに連れてって!

私をデータセンターに連れてって!

ハッカソンの成果物

主なものをピックアップします。

初心者組

■ LinuxのApacheで自分のサイトを公開する。
こだわり:IPアドレスを叩くと世界中でサイトが表示できる!
サイトを作る授業ではHTMLファイルをダブルクリックしてページを開いていましたが、ブラウザにIPアドレスを打ち込むとサイトが表示されるようにしました。このこだわりにチャレンジしたのは1年生で、Linuxを触ったこともほぼ皆無。そんな状況で、クラウドを立ち上げて実際にサーバを設定することにチャレンジしました。初めて触ったLinuxがクラウド上のLinuxとは、時代も変わったものです。

中級者組

■ JSPをLinuxのTomcatに乗せて走らせる。
こだわり:本来の形でJSPを動かす!
授業では、IDEの機能でJSPを動かしていたので、それを本来の形でLinuxのTomcatに乗せて走らせました。8080ポートを80ポートに変換する方法を悩んで設定しました。

■ Unityでたくさんのゲームを作る!
こだわり:数撃ちゃ当たる!(意訳:クソゲーもたくさん作ればたまに良い物ができる!)
アクションゲームなどを作りましたが、加速度などの計算を実装する時間がなく、シュールなゲームができあがりました。約30本のゲームを作成しました。

上級者(超人)組

■ C言語とコンソール画面で北海道の雪を表現する。
こだわり:アニメーションを作る。
プログラミングを始めて半年間で、C言語とコンソール画面だけで動くテトリスを作りました。次のステップを目指して、アニメーションで雪を表現することに挑戦しました。

■ Arp SpoofingでTwitterトレンド
こだわり:楽しくArp Spoofing!
まず、LAN内のパソコンの通信を傍受して、みんなが見ているサイトの内容を解析し、ワードごとにランキングを作成しました。LAN内でのTwitterトレンドのようなものができあがりました(本物のTwitterを使ったわけではなく模倣したものです。DC内ではSNSが禁止となっていました)

■ IPアドレスの割り当てをWindowsアプリケーションで行う
こだわり:楽しくネットワークを混乱させる!
WindowsのアプリケーションでLAN内の空いているIPアドレスすべてを確保し、すべてにPINGが通る状態を作りました。nmapなどのツールでホストを列挙すると、数百個表示されて解析がとてもやりづらくなります。

■ さくらのクラウドのネットワークとVPN張ってローカルとして見られるように
こだわり:VPNを使ったローカルネットワークの拡張
部員が使用している「さくらのクラウド」での仮想マシンは12台ありました。これを、会議室で使用していたローカルネットワークから直接ローカルネットワークとして見られるように設定を行いました。

私をデータセンターに連れてって!

このように、部員1人ひとりがこだわりを持って制作に取り組めたのではないかと思います。

私は「IPアドレスの割り当てをWindowsアプリケーションで行う」を作りました。くだらないように見えるかもしれませんが、普段触らないネットワークの仕組みを理解することができて楽しかったです。他の部員からも私のように、「いままで触らなかった技術に触れて楽しかった」という声が聞こえました。

素晴らしい場所・思わぬプレゼント・2度と経験できないような体験をさせていただきました。
さくらインターネットの皆様、本当にありがとうございました!

今回の石狩で聞いたさくらインターネットや田中社長の考え方に共感し、実際に会社の一員として働いてみたいと強く感じたため、無理を言ってアルバイトとして就業させてもらいました。それからしばらく経ちますが、エンジニアが中心となって仕事ができる職場ではないかと感じています。お世話になりっぱなしで、本当に頭が上がりません……。

(参考:ITエンジニアの幸せな未来

今回のブログの主な内容は、2015年2月27日に行われた「さくらの夕べ」のライトニングトークとして、2人で発表させていただきました。