明後日9/23に、「SGR2016 ~今こそ行動しよう Suguru Yamaguchi memorial conference, 2016.9.23~」が開催されます。
その告知とともに、さくらインターネットの代表として、山口英先生との思い出と感謝の言葉を添えさせて頂ければと思います。

さくらインターネットが創業されたのは、今から20年前のこと。
ちょうど、NSPIXP2が稼働し始めた頃のことです。
当初はBGP4運用を行なっておらず、東京インターネットとテレウェイにそれぞれデフォルトルートを向け運用していたのですが、1998年に初めてBGP4の運用を始めることになりました。
その際、大阪と東京にある2拠点間を結ぶ専用線を契約する余裕がなく、IBGPをどのようにするのか、という問題に直面していました。そのため、東西それぞれでトランジットを購入し、東はJPIX、西はNSPIXP3に接続したうえで、別々のASとして運用をすることになり、その時に大変サポートしていただいたのが山口英先生でした。
奈良先端科学技術大学に、笹田さんの車で2人で訪問し、BGP4のことやインターネット運用の事などを事細かに指導して頂いたのは忘れられない思い出です。
なお、JPIXさんにCISCO以外のルーターは実績が全くないので避けてほしいと言われたのは懐かしいエピソードですが、NSPIXP3への接続に際して「インターネットなんだからルーターはどれでもいいじゃないか」と、山口英先生に言って頂いたのは心強かったですし、そのおかげでJPIXへの接続にこぎつけた事については本当に頭が上がりません。
その後、多方面で活躍をされていた山口英先生ですが、ご存知のとおり本年初夏に早世されました。
インターネットの創世記を作り上げた、当社にとっても大変恩人だっただけに、言葉に言い表せないくらいに大変残念なことでした。
またインターネットのみならず、さくらインターネットの恩人としても、改めて感謝の言葉を綴らせていただきます。
本当にありがとうございました。

なお、SGR2016は、当分野における先駆的存在である故 山口英 教授のメモリアル・チャリティカンファレンスでもあります。本カンファレンスの収益金はすべて、「山口英先生とともにMSA研究を支援する会」への寄付に充てられます。

SGR2016 – Security Groups Roundtable, 2016.9.23