Windows Server のストレージ重複除去機能

今回はWindows Server 2012 R2 のファイルサーバー機能の中から重複除去という機能についてご紹介します。

Windows Server 2012 R2 に搭載されている重複除去の機能は、ストレージボリュームに保存されているファイルをバイナリレベルで分析して、重複している部分を1つにまとめてディスクの使用量を削減します。似たような機能に内容が同じ複数のファイルを検出してそれらを物理的には1つファイルとして保存することで使用量を削減するものもありますが、Windows Server 2012 R2 に搭載される重複除去機能はバイナリレベルで検出しますので、比較的高い除去率を期待できますし、1つのファイルしか存在しない場合でも、そのファイルの中で重複しているバイナリ部分を検出してディスクの使用量を削減することも可能です。この重複除去の技術的な詳細はMicrosoft社のドキュメントを参照してください。データ重複除去の概要 (https:/technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831602.aspx)

 

重複除去の利用方法

この機能を利用する方法は簡単です。 サーバー マネージャー で重複除去の対象としたいボリュームを右クリックして [データ重複除去の構成] をクリックします。

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次に [データ重複除去] ドロップダウンから [汎用ファイルサーバー] を選択します。基本的にはこのまま [OK] をクリックするだけです。

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重複除去の処理はサーバーのアイドル時などに自動的に行われますが、もし日中帯のファールサーバーの負荷が高いなどの理由で夜間に集中的に行いたい場合などは明示的にスケジュールを指定することもできます。

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事前に重複除去の削減量を確認する

Windows Server 2012 R2 には重複除去によって削減できるデータ領域をあらかじめ確認するためのツールが搭載されています。このツールの利用方法についてはこちらのドキュメントを確認してください。

データ重複除去の展開計画(https:/technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831700.aspx)

利用する上での注意点

場合によってはとても大きな効果をもたらす重複除去ですが、いくつか注意点があります。前述のリンク先のドキュメントにも書かれていますが、この重複除去は頻繁に変更されるようなファイルにたいして重複除去を行うことは推奨されていません。例えば Hyper-V の仮想マシンにアタッチされている VHDや SQL Server のデータファイルなどです。しかし、仮想マシンのテンプレートに使うようなVHDやSQL Server のバックアップファイルなど、基本的に変更が無いファイルは重複除去の対象にすると効果が高いかもしれません。

新しいOSの新機能で効率的にストレージを利用する

この重複除去機能はうまく使うとストレージコストを大きく下げることが可能になります。もし Windows Server 2008 R2 以前のバージョンでファイルサーバーを利用している場合は是非新しいバージョンに切り替えたタイミングで重複除去機能を利用することを検討してみてください!