祝・初海外開催

さくらインターネットではCSR活動のひとつとして、ビットスター株式会社・株式会社ナチュラルスタイル・株式会社jig.jpの4社が合同で子ども向けプログラミング教室「KidsVenture」を日本各地で開催しています。2020年からはじまる小学校のプログラムの必修化に先駆け、こども向けパソコン、IchigoJamを用いた、電子工作・プログラミングを通じてつるく楽しさを学び、挑戦意欲溢れる次世代の創出に貢献しています。

普段は国内で活動しているKidsVentureですが今回は縁あって、フィリピンのカーテル校の生徒さん10名にプログラム教室を開催してきました。今回は初の海外開催のドタバタ現地レポートをお送りしたいと思います。

フィリピン到着!ゴンドラも浮かぶきれいな街並み

フィリピンは7000以上の島から成り立つ国で東京からは飛行機で約4時間半。台湾のちょっと下に首都マニラのあるルソン島があります。時差も1時間。
思っていたよりも日本から近いです!
近年アジアの中でもトップクラスの成長率のフィリピン。公用語として英語が使われていて、多くの国民が英語を話せます。特に首都マニラは開発が進んでおり、街が新しくて綺麗!休憩がてら、立ち寄った「マッキンリーヒル」のモールはまるでベネチアのような風景とゴンドラ。ここは、日本の六本木ヒルズのような場所のようで、商業施設に大きな外資系企業が入るオフィスゾーン、そして、高級レジデンスを併せ持つ場所です。

オシャレな街マニラから車で約4時間の移動を得て、今回のKidsVenture開催の地、ターラック州サンマニュエル市に到着です。飛行機と車の移動を合わせるとほぼ一日移動。途中、軽いミーティングがあったので、現地の学校までたどり着くころには真っ暗。マニラとは打って変わり、街灯もないので、ひたすら真っ暗な道を進みます。移動中に食べた現地で人気のフィリピンのバーベキュー屋さんのお肉豪快で美味しかったです!

ドタバタの開催当日!

今回、キッズベンチャー海外初開催ということで、さくらインターネットから、IchigoJam英語版キット10個、モニターを14個、キーボードを16個、
日頃一緒にKidsVentureとして活動を共にしているNaturalStyle様からは、IchigoJam英語版キット10個、IchigoDake 20個、IchigoIgai 4個、カムロボ、
を寄付させて頂きました。

IchigoJamはテレビとキーボードをつなげばすぐにプログラミングを始められるパソコンです。手軽に始められるパソコンとしてオススメと力説したのですが、フィリピンでは全ての家庭にテレビが普及しているとは言いにくい状況だそうです。教室が終わったあともIchigoJamを触って欲しいと模索していたところ、さくらのKidsVentureの備品の入れ替えがあり、KidsVentureのお古を寄付させて頂くこととなりました。

日本で梱包して、フィリピンに2週間以上前に郵送して、これであとは現地開催の準備と張り切っていたのですが…
開催数日前、さくらインターネットから送った物が届いていない緊急事態!今回開催にあたりお世話になっているフィリピン英語留学学校CNE1 代表井坂さん、Garry(ギャリー)さんに現地での問い合わせや引き取りで大変お世話になりました。海外への荷物の発送は十二分以上の余裕が必要ということを学びました。

なんとか色々な人のおかげで届いた荷物の開封シーン

横断幕まで作成して頂いて、大歓迎を受けるさくらインターネット

子供達と同じ敷地内の英語留学学校で、ITと英語を教えているCNE1 HighTouchの先生達にもIchigoJamを体験してもらいました。先生達もはんだ付けは初めてということで、子どもと同じぐらい楽しんでくれました。

現地の強力なサポータもそろったところで、フィリピンの子ども向けのKidsVentureやっと開催です!参加する現地の子供達と、それをサポートするスタッフ、現地の新聞記者や、現地の先生などなど、当日は多数の参加者。子供達も熱気むんむんの教室で緊張気味です。

今回、参加してくれたのは、会場のすぐ脇にある、カーテル校で日々学ぶ、7歳から18歳までの子供達。日本で開催するときは、7歳から12歳の参加が多いので、今回は少し上の年齢。思春期なのか、国民性なのか、ちょっとシャイな子が多く、私のつたない英語で話しかけるとはにかんだ笑顔で恥ずかしそうに少しだけ返事を返してくれます。教室は、日本と同様、身近にあるパソコンについての知識を座学で学んで、IchigoJamを自分で組み立て、そして、出来上がった自分専用のIchigoJamにプログラムを打ち込んで自分で遊んだり、改造したりします。最初は緊張気味な子供達も、電子工作の時間は、日本の教室と同様みんな真剣です。先生のお手本や説明書を読んで、一つ一つのパーツを根気よく取り付けていきます。

みんな黙々とがんばります。

一見平和そうに見える開催風景ですが…

現地で調達してもらったハンダごて。これが先端があたたまらずハンダがうまく溶けない!そもそもハンダごてが熱くならない!

そして、ニッパーの切れ味が悪い…。しかたなく、針金をニッパーでちぎりました。
日本の製品のクオリティになれきっていたKidsVentureのメンバーは冷や汗ものです…
それでもなんとか全員無事にIchigoJam完成!
今度はモニターとキーボードをIchigoJamに繋いで…
ってところで、さくらインターネットが持ち込んだキーボードは日本語キーボード!英語用のキーボードとちょっと配列が違います。若干の絶望感…。ナチュラルスタイル松田さんが持ち込んで頂いた英字キーボードも利用しましたが、せっかくなので、現地の優秀なスタッフのご協力で、日本語キーボードの文字の上から、英字キーボード仕様に手作りシールで修正して、英字キーボードへ変身!

海外特有のトラブルもたくさんありましたが、IchigoJamのハンダ付けを完成させて、無事に通電!早い子で1時間ぐらいで完成です。

完成した順番からサンプルプログラムを試すキッズ

どの子も熱心に質問してくれます

無事に、KidsVentureの大人気ゲーム”川下りゲーム”を作って改造してプログラミングを体験して学んでもらえました。

初の海外教室、無事終了

色んなトラブルでばたばたしつつも、講師を務めて頂いたナチュラルスタイルの松田さん、現地のスタッフのおかげで無事に教室を終えることができました。開催して分かったことは、純粋に学ぼうとする子供たちの前では、国籍も年齢も関係ありません。ちょっとの英語と、情熱で伝わります。プログラミングの楽しさを学んでくれた子供達の中からきっと凄腕のエンジニアが育ってくれることを期待しています。英語が出来て、プログラミングができるなんて、フィリピンの子供達は将来有望ですね。日本でも小学校から英語とプログラミングが必須になります。今後は視野が広いエンジニアが増えるかと思うと今から楽しみですね。

教室を開催したCNE1の施設は緑がたくさんあって開放的な場所でした。現地の先生方も熱心でIchigoJamをこれからも楽しんでくれるようです。英語が堪能であればもっと現地の方とコミニュケーションがとれて色々な話が出来そうなので、次回まで頑張って英語勉強しようと思います!

さくらのノベルティ、喜んでもらえました!

おまけ

CNE1のメンバーが、キッズベンチャーに参加頂いたキッズにインタビューしてくださいました。その様子が動画で公開されていました。