ログ管理入門(1) ログ管理とは?
昨今、テレワーク普及により、各企業で情報セキュリティの強化や従業員の業務状況把握の課題が改めて見直されているようですが、その対策の一環として、「ログ管理」というキーワードを聞かれることはございませんでしょうか?
「ログ管理」と言われて、こんな疑問はございませんでしょうか?
- ログとはそもそも何か?
- なぜ、ログ管理が必要なのか?
- ログ管理に必要なシステムで何ができるのか?
- どのような効果が得られるのか?
上記を簡単ではありますが、ご紹介していきたいと思います。
(1)ログとはそもそも何か?
ログとは、コンピュータの利用状況やデータ通信など履歴や情報の記録を取ることです。例えば皆さんがパソコンを使うと、どんなソフトを使ったのか、どのファイルを開いたのかなどの情報がパソコン上に記録されます。また、インターネットを使ってWebサイトを見た際にも、何月何日にどのページを見たのかというような記録が残ります。さらに、特別なシステムを使えば、より詳しい情報を収集することができます。こうして集められたパソコンの使用履歴を「ログ」と呼びます。ログには非常に多くの情報が含まれており、詳しく調べれば、誰が、いつ、パソコン上でどんな作業をしていたのかということがわかるようになっています。
(2)なぜ、ログ管理が必要なのか?
会社や学校など、何人ものユーザーがパソコンを使うような環境の場合、ログの量は膨大なものとなります。例えば、ある日時にあるユーザーが特定のファイルを使用したかどうか調べたい場合、全部のログを調べることは非常な手間となります。そこで目的のログへすぐたどり着けるよう管理が必要となります。ちなみにこれを補助するのに効果的なのがログ管理ソフトです。ログを調べることによって、いつ、誰が、どんな作業をしたのかを正確に把握できますので、不正な使い方の防止や、問題が発生したときの原因の特定を行うことができます。
(3)ログ管理に必要なシステムで何ができるのか?
ログ管理ソフトを利用したケースでご案内します。この場合パソコンに標準で備わっているログ収集のほかに、さらに詳しい情報の収集を集めることを可能にします。また、集めたデータを分析し、管理者がわかりやすいようにレポート表示します。さらに、補助的な機能として、収集したログの圧縮、リアルタイムにログを監視するモニタリング機能、ログの不正な改ざんを防ぐ機能など、管理者が必要とする様々な機能を提供します。これにより従業員や生徒の状況について、効率的に詳細な情報を把握することが可能となります。
(4)どのような効果が得られるのか?
インターネットやUSBメモリなどを介した個人情報漏えいの防止は、企業や組織が最大限に力を注ぐべき課題です。ログ管理を行うことによって、これらのリスクを未然に防ぐことが可能になります。また、万が一情報漏えいが発生した場合でも、ログを調べることにより原因の究明や拡散の防止がすばやく行えます。ログ管理ソフトを導入するだけで、業務と関係の無い用途でパソコンを使うユーザーが減り、業務の効率化とコスト削減といった抑止効果も期待できます。
ここまでのまとめ
✅ログ管理をする目的をまずは整理しましょう
✅ログ管理することによって何が把握できるかを知りましょう
✅ログ管理によりどんな効果が得られるかを把握しましょう
社員を守るログ管理 その必要性と選び方
それではここからは、もう少し具体的に社員を守るログ管理として、業務状況を把握するために必要な情報と、その必要な情報を収集するためのログ管理ソフトについて、選び方をご紹介します。
(1)従業員の業務状況を把握するのに最適なログとは?
一言でログと言っても、種類は様々。まずはログ管理の目的を明確化しましょう!
今回は「従業員の業務状況把握」にフォーカスし解説します。
(2)従業員の業務状況把握に必要なログって?
それでは、従業員の業務状況把握に必要なログとは、どのようなログでしょうか?
オフィスを見渡しても例えば下記などのログが存在します。
この中で、従業員の業務状況把握に適しているのは「PC操作ログ」です。
なぜ、「PC操作ログ」が従業員の業務状況把握に適しているか?
答えは非常にシンプルで「PC上で操作した内容をすべて」記録できるからです。
デスクワークにおいて、PCを利用した業務が中心となっている場合、そのPCで「いつ」「誰が」「何を」「どうしたか」を把握することが、業務状況を把握する上で一番効果的な情報です。
最後にログ管理をご検討される場合のポイントについてまとめます。
「MyLogStar」の詳しい内容につきましては、サービス紹介ページをご覧ください。