台風にも負けない! さくらの2024年夏のエンジニアインターンシップ 

みなさんこんにちは!
さくらインターネット 2024年エンジニアインターンシップ運営メンバーの佐藤です。 

さくらインターネットでは学生向けにインターンシップを実施しており、今年は2024年8月26日から30日に行いました。 

インターンシップではさくらの働き方や会社の雰囲気、どのような人が働いているのかなどを現場の社員の方と交流し、知ってもらうことを目的としています。 

また、参加者自身にとって、自分がどんな仕事に興味があるのか、自分の得意分野はどういうものなのかをインターンシップを通じて発見できるよいきっかけにしたいという思いも込めました。 

今回の記事では当日のエンジニアインターンシップの中身について紹介していきます!

インターンシップのプログラム 


【1日目】
・開会式
・自己紹介ワークショップ 
・さくらインターネットについて 
・さくらのクラウドハンズオン
・サーバ性能測定ツールについて
・グループワーク 
【2日目】
・グループワーク
【3日目】 
・グループワーク
・社長ランチ会
・データセンター見学
【4日目】
・グループワーク
・発表練習
【5日目】
・発表練習
・成果発表会
・閉会式
・懇親会 

1日目

受付開始前よりも早くも参加者のみなさんが到着し、やる気の高さを感じました。全18名のメンバーの参加を確認し、開会式へ。 

開会式は執行役員の横田による開会の挨拶から始まり、メンター陣が自己紹介を行いました。 

執行役員の横田より開会の挨拶 
メンター陣の自己紹介 
(写真左からメンターの加藤、米田、金沢、印丸、柳井、神田、佐藤) 

開会式が終わると全員で自己紹介の時間。緊張気味の皆さんでしたが、インターンシップにかける熱い想いや、このインターンシップで達成したい目的など語っていただきました。参加者の半数は関東から、もう半数は地方からとバラエティ豊かなメンバーが揃いました。 

今回のインターンシップでは3〜4名ほどのチームに分かれて作業を実施していきます。まずは、親睦を深める自己紹介ワークショップでお互いのことを知るきっかけづくりへ。座右の銘や好きなことなど、この5日間の間に絆を深めてもらえればと色々話をしていただきました。ワークショップが終われば、お昼休憩を挟んでさっそくインターンシップの実施内容についての演習が始まります。 

自己紹介ワークショップの様子

実施の前に当社人材企画部 部長の武村より当社のカルチャーについて皆さんにお伝えし、続いてメンターの印丸よりエンジニアの仕事紹介について紹介がありました。

当社では3つのバリューを元にした行動指針があります。今回のインターンシップでも当社で大切にしている文化を体験してもらいながら実習に挑んでいただきました。

さくらインターネットのバリュー
・肯定ファースト
・リード&フォロー
・伝わるまで話そう

武村によるさくらのカルチャー紹介
印丸によるさくらのエンジニア紹介 

続いて、インターンシップの実習内容についての講義が始まります。今回のインターンシップでは当社のサービスである、さくらのクラウド、さくらのVPS、さくらの専用サーバ PHY、高火力PHYのサーバを活用しサーバのベンチマークを測定してもらうという内容です。 

メンターよりさくらのクラウドについて、コントロールパネルを利用してリソースの作成をハンズオンで紹介した後、ベンチマークの例としてUNIX Bench、fioを使った測定方法のデモをメンターより紹介しました。 

なお、今回のインターンシップで参加された学生には3ヶ月の間、さくらのクラウドを無償で利用できるアカウントをお渡ししております。

柳井、神田によるさくらのクラウドハンズオン 
金沢、米田によるベンチマークツールの紹介 

ベンチマークツールの紹介の際に米田からSSDやHDD、メモリなど実際の機材を手に取って触る時間もありました 

「SSDで128GBしかない!?」「HDDのマウンタがしっかり固定されていないと、サーバから外れて危ないよね」といった声も上がり、チーム内でコミュニケーションが活発になっていく様子が見えました。 

初日が終わるとさっそくベンチマークの方針について作戦会議を進めるついでにご飯にいくチームがあったりと、忙しい5日間のインターンシップが始まりました。 

2日目

2日目は各チームでベンチマークの取得を開始! 

早速ApacheやNginxのベンチマークを取り始めるチームも出てきたり、リードするメンバーもちらほらみえてきたりしました。

また、作業の途中でOS再インストールが発生したり、サーバーのSSHポートを閉じてしまったりと、作業ならではの苦労も出てくるチームもありました。メンターへの相談も徐々に増えていき、作業方針ややりたいことを実現するにはどうすればよいか、Slackでの情報共有も活発になっていきました。 

後半にはベンチマークの取得に時間がかかった、3日目以降の方針決定など、作業が終わった後もずっと話が止まらないチームがほとんどでした……!

メンターと相談しながらベンチマークの方針を考えています 
裏でメンター側も学生からの相談を受けて調査など 
各チームの振り返りも先輩社員を中心に話し合っています 

3日目 

3日目が開始されると、早速作業の続きに取り掛かる皆さん。方針を確認して黙々と作業を始めていけばあっという間にランチタイムに。 

ランチには代表取締役社長の田中も参加し、学生からの質問タイムへ。

代表取締役社長・田中とのランチ会

参加者からの質問も最近のガバメントクラウドに関連するものや、舞鶴高専でのロボコンのときなど幅広いものも多くみられました。

そんな中、田中からは「伸びる業界は伸びる、伸びない業界は伸びない」と参加者に伝えたいメッセージとして伝えられました。学生の間にできることとして、学生の間でしか参加できないコンテストに挑戦してみることやマクロの視点をもって世の中をみることも最後に添えられていました。

ランチ会の終了後はデータセンターの見学会へ。

データセンター見学会の様子

サーバールームをはじめ、電気設備や免震設備といった普段見ることができないエリアも紹介。参加者からは質問が途切れず、時間が足りないほど盛り上がった様子でした。

4日目

この日も作業日の予定も、今年は台風10号の影響で不安定な天気の中、もくもくと測定作業に取り組んでいきます。最終日の資料発表の準備を進めつつ、方針をまとめていきます。 

4日の間に議論やトラブルに対応しているのか、なかなか疲労がみえましたが、作業終了時間になってもメンターへの質問や他のグループの方と方針の相談など最後まで手を抜きたくないという思いが溢れておりました……! 

どうやって資料をまとめようかと苦悩するメンバー

5日目

5日目の朝、ギリギリまで作業と発表の準備をすすめていく参加者たち。そして、お昼を終えると発表の時間へ。発表では社員の方々がリモートや現地で参加し、発表を見守っていきます。 

GPUサーバーでは動画の圧縮時間の差を各サーバごとに比較するチームや、CPUのコア数によって差がある点を分析するチーム。サービスごとの特徴を考察しレイテンシやサービスの向き不向きを提案するチームも現れました。5日間の中、広いテーマでそれぞれが考え、試行錯誤の結果が紹介されると、この短時間でここまでまとめるのはすごい!といった社員の声も聞こえてきました。 

発表時間をオーバーしてしまうチームも出てきましたが、しっかりと発表したいという熱意はどのチームからも溢れていました。 

各チームの発表 

 最後に

最後に各メンターと横田から挨拶があると、みんなで記念撮影をし、インターンシップは終了しました。

まとめ

今回のプログラムでは自分たちでプロセスやゴールを設定することをターゲットにしておりました。 他人から答えを教えてもらうのではなく、自ら行動する大切さ。そして大変さを感じる場面も多かったかと思います。 ただ、発表を聞いていると想定以上の濃い内容ばかりでした! これからの就職活動、長い社会人生活で今回のインターンが少しでもきっかけとなって新しい自分を発見できる機会になったら、と願っています。 そして、近い将来、一緒に仕事ができたらと思っています! インターンの情報は応募期間になったら更新されますので、ぜひご興味のある方はご応募ください!