現役JD(女子大生)が、さくらのデータセンター見学にやってきた!

0012014年1月、奈良女子大学の学生さんたちが、授業の一貫として、当社のデータセンター見学にやってきました。当日は、実際の現場で活躍する女性スタッフから業務内容プレゼンテーションも実施。貴重な女性エンジニアの卵(になるかもしれないJD)たちに、当社の概要と女性エンジニアとして働く魅力をたっぷりとお伝えしました。その様子をご報告します。

準備~会社紹介

【13:00】
現役女子大生(JD)がやってくる!ということで朝からそわそわ気味の社員たち。場所を用意し、イスを用意し、資料を用意し、衣裳まで着替え(一部社員のみ)、準備万端でJDを待ちます。

【13:30】
002
002_tsushima
JDが大阪某所にあるデータセンター内の会議室に来訪。
さくらインターネット運用部副部長・対馬が開会の挨拶を行い、いよいよ見学会のスタートです。
「大阪では初の見学会開催。不慣れな部分もあるかと思いますが、いろんなことを見て、聞いて、楽しんでいってください」。
002_okuda
続いて、運用部マネージャー・奥田より、さくらの会社紹介。「趣味は山登りで天保山登頂経験があり、登山証明書も持っています!」という自己紹介でJDのハートをわし掴み(おそらく)にしてから、当社の沿革やサービス、6つのデータセンターについて説明しました。その後、大阪2拠点の統括・小林より、データセンターの基本情報と、運用部の構成・役割の簡単な紹介を行いました。

データセンター見学

【14:00】
003

004
ビル管理者様にご協力いただき、屋上にあるガスタービン式発電装置などを見学。その後、全員で記念撮影をしました。

屋上では、大きなビルが建ち並ぶ街の景色に思わず歓声があがります。が、足元は無数の穴が空いた鉄板の床。高所恐怖症の人にとっては命が縮む思いだったようで、頑に足元を見ない人もちらほら。確かに下が見えると(高所恐怖症でなくても)ちょっとぞわっとします。

そして、IDC内部の見学。

入館手続きを済ませ、順番に中へと入ります。ここでもビル管理者様のご協力のもと、館内を案内していただきました。自家発電設備から特別高圧受電室、変電室など、普段はなかなか足を踏み入れられない各所を見学。データセンターは電源が生命線。突発的な停電や大規模災害があっても電源供給が滞らないよう、二重三重の備えがあることを実際の装置を見ながら解説していただきました。
005_funaki
その後、無停電電源装置(UPS)や空調設備、サーバールームを見学。サーバールームでは当社スタッフが排熱の仕組みやラックにおける熱対策などを解説しました。

女性エンジニアの業務内容プレゼンテーション

【16:00】
IDC内の会議室に戻り、運用部マネージャー・奥田より運用部のチーム体制を説明し、お待ちかね!女性エンジニアによる業務内容プレゼンのスタートです。

006_asakura
【16:10】
一人目は石狩IDC所属の朝倉。北海道出身なのにウニ・イクラが苦手、実家が納豆屋さんだったのに納豆が食べられない……など、「そ、そんな!!」な自己紹介の後、データセンター運用管理の仕事内容を説明しました。

JDたちが最も興味深く耳を傾けていたのは、幼稚園の先生からスタートし、さくらのエンジニアになるまでの紆余曲折の道のりと、エンジニアの仕事を通して学んだこと。朝倉曰く、「IT業界で働くにはコミュニケーション能力と論理的な思考が必要で、仕事には常にスピードと効率のよさが求められます。女性の中には感情のコントロールが苦手な人もいるかもしれないけれど、頭を整理して考えることで感情のコントロールはしやすくなると思います」とのことでした。

最後は、朝倉からみなさんへのアドバイス。
「一番大切なのは、好きなことを仕事にすること。もしすぐに見つからなくても、途中で見つかったり、一生懸命やっているうちに好きになってくることもあるかもしれません。ですから、決して焦らず、目の前のことに一生懸命に取り組んでいってください。私自身もそうして地道に頑張ってきたことが一番力になりました」。

>>参照:データセンター運用管理のお仕事

006_mori
【16:35】
業務内容プレゼン二人目は、運用部技術チームの森。のっけから「愛猫の話を盛り込むつもりでいろいろ準備してきたけれど、時間が押しているそうなので、そこは端折ります……」という心残り感たっぷりのスピーチに始まり、まずは自己紹介。事務職から社会人生活をスタートし、現在に至るまでの長い道のりを紹介し、続いて、サーバー管理の仕事内容について説明しました。

JDたちが最も興味深く耳を傾けていたのは、男性社会と言われるITエンジニアの世界で女性が働くことについて。森曰く、「男女の違いがあるかないかは職場の環境や考え方によって大きく異なります。けれど、少なくとも私はこの会社で男女の違いを気にしたり、意識したことはありません」とのことでした。

最後は、森からみなさんへのアドバイス。
「エンジニアに一番必要なのは技術力だと思われがちですが、これからエンジニアを目指すなら、技術力に加え、+αの力が必要です。ですから、技術力に特化してそれだけを磨くより、幅広いことに興味を持って、好奇心を磨くほうがいいと思います。自分自身に何ができるのか、何がしたいのか、じっくり考えてくださいね」。

【17:00】
参加者アンケート記入後、解散。JDのみなさん、長時間のご参加、ありがとうございました!

参加者の声

007
最後に、JDのみなさんにご協力いただいたアンケートの一部を紹介します。

会社紹介について

・ 社長さんが、今の私より若い18歳で起業されたということに驚きました。(Uさん、他多数)
・ 北海道にデータセンターがあるということは知りませんでした。(Sさん)
・ 想像していた業務内容と全く異なっていて、自分が知らなかった業務を知ることができ、とても勉強になりました。(Nさん)

データセンター見学について

・ 大学ではプログラミングばかりで実際のサーバーを見る機会がほとんどないので、貴重な体験になりました。(Nさん)
・ サーバーの換気の仕方がいろいろ工夫されていて驚きました。(Sさん)
・ ラックの中まで見ることができて、とても面白かったです。(Oさん)
・ 初めて見るもの、聞くことばかりで、とても新鮮でした。空調設備を整えることが効率にも大きく影響するのだとわかりました。(Nさん)
・ 備えることの大切さを一番学べたと思います。あらゆる場合を想定して対策していることに感動しました。(Iさん)

女性エンジニアの業務内容プレゼンテーションについて

・ IT業界への就職を希望していますが、実際に働いている方の話を聞く機会がほとんどなかったので、参考になりました。(Fさん)
・ 男性が多い職場でも、女性エンジニアが生き生きと働いていることを知り、とても励みになりました。(Uさん)
・ 女性エンジニアの働く様子が具体的にイメージできてよかったです。(Nさん)
・ おふたりのプレゼンの資料も、色が可愛かったり、デザインに凝っていたり、そういった部分も女性ならではなのかなと思いました。(Iさん)
・ 転職を繰り返しながら自分のやりたいことを見つけた成功例を聞き、私もそんなふうに自分のしたい仕事を見つけたいと思いました。(Mさん)
・ エンジニアというと男性中心の世界で大変そう……というイメージを持っていましたが、おふたりの話を聞いて、エンジニアの仕事にも興味がわいてきました。(Nさん)
・ 今のうちから好奇心を持って、あらゆることにチャレンジしていきたいと思いました。(Oさん)

データセンター業界への就職について

・ サーバーエンジニアという仕事を意識したのが初めてだったので、もっと知りたいと思いました。そして、自分がアプリを作ったりすることより、こういったサーバー運用のほうに興味があるということに気づきました。(Nさん)
・ 現在就職活動中で、もともと技術系の職種に興味を持っていましたが、今日の体験でさらにIT系などの企業に関心が持てました。(Mさん)
・ データセンターの仕事はあまりイメージできていなかったのですが、こういう機会を設けていただいて、とても興味を持ちました。(Uさん)
・ コンピューターのベースとなるサーバーの仕事の大切さややりがいに気づき、私も重要なベース部分の仕事に就きたいと思いました。(Sさん)
・ 森さんのプレゼンの中にあった「キーボードを叩く時間が楽しい」という理由に共感できたので、データセンターへの就職にも少し興味がわきました。(Iさん)
・ 私は大学院進学を考えていますが、今日の体験でIT業界への就職にも興味がわいてきました。(Nさん)

その他

・ 社員の方々が気さくで堅苦しくなく、とても楽しかったです。(Kさん)
・ ユーモアのある方ばかりで、私が抱いていたIT業界のイメージと違いました。今回の体験は自分の将来を考えるうえでとても有意義でした。(Nさん)
・ 社内の雰囲気が和やかで、IT企業の印象が変わりました。(Iさん)
・ 社内の内装もカッコよくて、こういうところで働くことができたらいいなと思いました。(Nさん)
・ 今は、大学で学んだことと関係ない会社に就職する学生も多いけれど、IT業界は女性も十分活躍できる業界。実際の現場で活躍している女性エンジニアたちから刺激をもらい、それぞれの希望に合った就職先を見つけてほしいと思います。(先生)

おしらせ

banner_エンジニア求ム