中高生のロボコンチーム「SAKURA Tempesta」におけるポータルサイトの運営

SAKURA Tempestaとは

私たち、SAKURA Tempestaは中高生メインで活動し、FRC(FIRST Robotics Competition)という世界最大級のロボットコンテストに出場しているロボコンチームです。 

SAKURA Tempestaは、ロボコンで世界一を目指し、そこで培った技術を地域社会への貢献や中高生向けのワークショップの開催などに生かし、ロボットやプログラミングに興味を持ってくれる中高生を増やす活動をしています。

私たちの活動は主に「ロボット製作」「チーム運営」「アウトリーチ活動」の3つに分けられますが、そのほとんどを中高生のみで行っています。

また、10校以上から集まっているメンバーのほとんどは、ロボット製作やプログラミングの経験はもちろん、企業訪問などの経験もありませんが、チームでの活動を通してそのスキル・経験を身につけていきます。

写真提供:特定非営利活動法人サクラテンペスタ

ポータルサイトの運営について

今回は、私たちSAKURA Tempestaが利用しているポータルサイトの運営について紹介します。

ポータルサイトとは、チームや団体の中で使用するためのツールがまとまったサイトです。私たちは主にメンバーの管理、ミーティングの出欠確認、チーム内の写真の共有をサイトの中で行っています。資金が十分にないNPO法人にとって外部のツールを導入したチーム運営はとても困難であるため、それらをまとめたサイトを自作する方が、ニーズに合った機能を取り入れることも可能であり、コストを抑えて運営することができます。さらに、ポータルサイトでは、既存の外部ツールでは行うことができない限定的な活用も実装次第で可能です。

私たちのチームは、料金も安く、安定した運営が可能なさくらインターネット様の「さくらのレンタルサーバ」を利用させていただいています。そして、ポータルサイトの開発・運営をすべてチーム内で行っています。ポータルサイトの構築に使用しているソフトウェアとしては、バックエンドはLaravelというフレームワークを、データベースとしてはMySQLを利用しています。

ポータルサイトの画面 (提供:特定非営利活動法人サクラテンペスタ)

ポータルサイトの使用例

ここで一つ、SAKURA Tempestaでのポータルサイトの使用例をご紹介します。

私たちは毎週土曜日に定例ミーティングを開催しています。そこで、メンバーがミーティングに参加したこと、または都合が合わず参加できなかったメンバーが会議のアーカイブを視聴したことを確認し、出欠状況を測るために「合言葉制度」を導入しました。ミーティング中の任意の時間にその日の合言葉が発表され、メンバーはポータルサイトにある入力欄に記入し提出します。正解者をリストアップしてその日のミーティングの参加確認を行います。

さらに、チームでは参加同意書の提出を昨年度からデジタルに移行しました。電子署名を導入し、ペーパーレス化をすることでメンバーの管理が単純明快なものとなりました。ポータルサイトを用いた電子署名の方法については他の記事でご紹介します。

まとめ

今回は、ポータルサイトの運営についてSAKURA Tempestaの活用例とともにご紹介しました。ポータルサイトは組織を取りまとめる上で非常に便利なツールとなっています。特に私たちのようなNPO法人や、大きな団体の方にぜひご活用いただきたいです。

メンバー・メンター募集について

SAKURA Tempestaへの参加をご希望の際は、メンバー募集のページよりお問い合わせください。